第2回 初級 ヒント集 その17

(JIMTOF)《問題15 参考》

わが国で開催される工作機械展示会の中で、最も規模が大きいものは「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」です。第1回JIMTOFは1962年に大阪で2,938小間の規模で初開催されました。これ以前は、いわゆる玩具や家電などから工作機械までの総合産業見本市として毎年東京と大阪で開催されていました。しかし、工作機械の出展が特に多くなったことなどから、JIMTOFは工作機械の専門展示会として産声をあげました。

この後、東京と大阪での隔年開催を続けましたが、展示館環境等の理由から開催地の一本化を求める機運が高まり、2000年の第20回以降開催地は東京に一本化され、東京ビッグサイト全館を使用して隔年で開催しています。東京ビッグサイト全館を使用する展示会は、東京モーターショーやコミックマーケットなどごくわずかです。主催者は(一社)日本工作機械工業会と㈱東京ビッグサイトで、金属工作機械に加え鍛圧機械、工作機械関連機器、工具等も出展されます。

JIMTOFは来場者の規模で、欧州の欧州国際工作機械見本市(EMO)、米国国際製造技術展(IMTS) そして中国国際工作機械展覧会(CIMT)といった世界の主要展示会をリードする国際展示会として、日本から世界に向けて最高水準の技術・製品を発信しています。

2018年開催されたJIMTOFには世界21カ国・地域から1,085社が出展し、来場者は153,103人(来場重複なし)でした。2020年開催のJIMTOFは、12月7日(月)~12日(土)の6日間、開催する予定です。

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