第9回 3級(正答確認)
正解は「黄色の選択肢」となります。
設問1
14世紀から16世紀にかけて、ヨーロッパでは世界三大発明と呼ばれるものが発明されました。それは次のうちどれですか。
「電気洗濯機」、「冷蔵庫」、「カラーテレビ」
「量子コンピューター」、「全個体電池」、「核融合発電」
「火薬」、「羅針盤」、「活版印刷術」
解説
人類は社会的変革をもたらすものを発明してきましたが、その中で、三大発明と呼ばれているものが、「火薬」、「羅針盤」、「活版印刷術」で、いずれも、中国伝来のものがヨーロッパで改良・実用化したものです
(A)は1900年代中頃から日本では普及し始めた家電製品で、1960年代~1970年代は「三種の神器」といわれていました。
(B)は2026年時点では、研究開発が進められている最先端分野の技術・製品といえます。
設問2
機械の用語で設備機械を、水平に設置することを何というでしょうか。
割り出し
レベル出し
振れ止め
解説
機械類の性能を最大限引き出すためには、機械を固い地盤の上で水平に据え付ける必要があります。その「水平」にする作業を機械用語では「レベル出し」といいます。
機械用語で「割り出し」とは工作機械で角度や位置を決めること、「振れ止め」とは加工されているものの振動や動きを防ぎ、加工をサポートする器具のことをいいます。
設問3
長さの単位で「ナノメートル」は1mmの何分の1でしょうか。
100万分の1
1万分の1
1億分の1
解説
1ミリメートルの1000分の1が1マイクロメートル、さらにその1000分の1が1ナノメートルで、1mmの100万分の1の長さが1ナノメートルです。
半導体はナノメートル単位で回路の線幅を細くする競争が繰り広げられています。工作機械でも、ナノメートル単位での超精密加工を追求した製品があります。モノ作りにおいて「精度」は日々進歩しています。
設問4
工作機械は金属を、削る・磨く機械で、工業製品の生産活動に貢献しています。次の産業のうち、日本で最も工作機械の需要が多い産業はどれでしょうか。
電気・精密
自動車
航空機・造船
解説
日本工作機械工業会の受注統計によると、国内で需要される工作機械(内需)のうち、2025年の割合はそれぞれ、自動車20.6%、電機・精密12.4%、航空機・造船5.5%です。
工作機械受注統計は、需要産業ごとに「削る・磨く」機械の需要量を把握し、さらには景気の先行指標としての一面も併せ持っています。
設問5
日本の工業規格(JIS)で、工作機械は「主として、金属の工作物を、切削、健作などによって、又は電気、その他のエネルギーを利用して不要な部分を取り除き、所要の形状に作り上げる機械」(一部抜粋)とあります。次のうち、工作機械による加工はどれでしょうか。



解説
(A)は回転する工作物に工具をあてて、丸い形状に削る「旋盤(せんばん)」の加工です。
(B)は複数のロールを回転させて。その間に素材の金属を大きな力を加えて通すことで板・棒・管などの形状に加工する「圧延加工」です。
(C)は素材の板を金型に挟んで、上型に圧力を加えて材料を金型の形にする「プレス加工」です。
設問6
自動車、電機製品はじめ、多くの産業の製造現場で使われている工作機械はどのように加工するかコンピューターで制御している、数値制御工作機械(NC工作機械)です。その数値制御工作機械が登場した時期で、次のうち最も近いのはどれでしょうか。
1950年
1975年
2000年
解説
1952年マサチューセッツ工科大学(M.I.T)は、航空機用複雑形状部品の切削が制御できる装置を付けたフライス盤(シンシナティ・ミーリング社製)を完成させました。この制御方法が数値制御(Numerical Control)と名付けられ今日に至っています。
現在の工作機械は、稼働状況を監視して保守・メンテナンスが必要かなどを予め予見して、その情報をスマートフォンに送る機能を搭載した機械が出てきており、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応して、進化しています。
設問7
前問と関連して、数値制御装置を搭載していない工作機械を何というでしょうか。
特殊加工機
専用工作機械
汎用工作機械
解説
作業者がハンドルやレバーなどの手動操作で加工を行うものは「汎用工作機械」、あるいは「汎用機」と呼ばれており、日本で作られている工作機械のうち台数ベースでは2割弱、金額ベースでは1割弱を占めています。
特定の形状,寸法,材料の工作物を対象とし,それに適合したいくつかの能率的な加工方式をとるように構成した量産を目的とする工作機械は「専用工作機械」、あるいは「専用機」ともいわれています。
工作機械には、電気やレーザ、超音波といった化学的なエネルギーを用いて加工を行う機械があり、「特殊加工機」と呼ばれています。
設問8
製造業では、より良い製品をより効率的に最小人数で作ることが求められます。工作機械もそのニーズに併せ進化しています。以下の機械は、旋削(加工物を丸い形状に削る加工)、フライス削り(曲線形状に削る加工)、研削(磨く加工)の加工が一台で可能とする機能持った機械です。一般的に、どのように呼ばれているでしょうか。

複合加工機
多機能機
贅沢機能機
解説
複合加工機という言い方が一般的です。工作物を取り外して次の機械に取り付ける段取り替えが必要ないため、自動化(省人化)にも寄与しているといった長所もあります。
